●二兎を追う者は一兎をも得ず

読み(ひらがな)

にとを おうものは いっとをも えず。

意味

欲張って、同時にふたつのことをやろうとすると、どちらも成功しない、というたとえ。

解説

2匹の、野うさぎを同時に、つかまえようと追いかける者は、結局、1匹もつかまえることができない、ということから 生まれたことわざです。欲を出しすぎて、あれも、これもと求めると、結局、なんにも得るものがない、ということのようで、 欲を出しすぎることを戒める言葉のようです。英語では、「If you run after two hares, you will catch neither.」となります。

重要語の意味

兎=「と」と読み、うさぎ。  うさぎ=耳が大きく後ろ足も大きい動物で、よく跳ねる動物。  追う=「おう」と読み、離れたものを求めそれに近づこうとすること。  者=「もの」と読み、「人」を表す別の言い方。  も=後ろに打ち消しをつけてそのことを強調する言葉(系助詞)。  得ず=「えず」と読み、得ない。  欲張る=「よくばる」と読み、程度を超えて何かを欲しがる。 

いわれ(歴史)と重要度

西洋のことわざ(古いローマのことわざ)。   重要度=☆☆☆   

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