●義を見てせざるは勇無きなり

読み(ひらがな)

ぎをみて せざるは ゆうなきなり。

意味

人として行うべき正しいこととわかっていながら、それを実行しないのは、 その人に勇気がないからだ、という教え。

解説

このことわざは、論語の中で、孔子が言っている言葉のようです。 義とは、「仁義礼智信」の「義」で、人として行うべき正しいこと のようです。正しいとわかっていることを避けて、実行しないのは、 その人に、おびえの心があるからだ、という意味のようです。

重要語の意味

義=「ぎ」と読み、人として行うべき正しいこと。 五常の一つ。  五常=「ごじょう」と読み、儒教の5つの道徳。  仁(じん)、義(ぎ)、礼(れい)、智(ち)、信(しん)。  見て=知りながら。  せざる=行わない。実行しない。  勇=「ゆう」と読み、勇気。  勇気=「ゆうき」と読み、おびえることの無い強い気持ち。  無き=ない。  なり=である。  おびえ=恐がって、しりごみすること。  論語=「ろんご」と読み、紀元前500年ごろ、 孔子とその弟子のやりとりが書かれた本。中国古典。 

いわれ(歴史)と重要度

論語・為政・24。    重要度=☆☆☆

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【儒教の論語】