●読書に三到あり

読み(ひらがな)

どくしょに さんとう あり。

意味

読書で大切なことは、心到と、眼到と、口到の三つである、ということ。

解説

本を読む時には、その本に心を集中して、ひとつひとつの文字をしっかり見、口には声を出して 読むことによって、本の内容をしっかりと理解できる、ということのようです。 この3つの中でも、最も大切なのは、本が何を言おうとしているのかをつかみ取ること、つまり、 本に、心を集中することのようです。そして、声を出して本を読むと、口で言ったことを再び耳で聞くので、 脳の働きが高上し、結果として、目と口と耳と心を同時に働かせることになり、脳を活性化し、 書物に精神を集中させることにつながるとも考えられます。 また、このことわざは、「読書三到(どくしょさんとう)」とも言います。

重要語の意味

読書=「どくしょ」と読み、本を読むこと。書物を読むこと。  書物=「しょもつ」と読み、本。書いたもの。  三到=「さんとう」と読み、心到、眼到、口到。  心到=「しんとう」と読み、心を書物に集中する。  眼到=「がんとう」と読み、目を書物に集中する。  口到=「こうとう」と読み、口に声を出して書物をしっかり読む。  到=きわまる。上がないくらいまで到達すること。  集中=「しゅうちゅう」と読み、ひとつのところに集めること。  高上=「こうじょう」と読み、程度が高いこと。優れていること。 

いわれ(歴史)と重要度

朱熹(しゅき)・訓学斎規(くんがくさいき)。    重要度=☆☆☆

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