●美人は言わねど隠れなし

読み(ひらがな)

びじんは いわねど かくれなし。

意味

美人は、自分または他の人が言わなくても、自然に世の中に知れ渡ってしまう、ということ。

解説

本当に美しい女性は、どこにいても、誰が見ても、すぐにその美しさが目につき、知られてしまう、ということのようです。 本当の美人は、美しさを説明しなくても、誰もが美しいと感じてしまう、ということと思います。顔や姿はもちろんですが、 何気ない体の動きにも、美しさが自然にあらわれてくるような人は、誰の目にも輝(かがや)いて見える、ということと思います。 また別の見かたとして、美人は、その人が望まなくても、自然に有名人になってしまう、ということでもあると思います。 また、美人という言葉には、美男子という意味もあるようです。

重要語の意味

美人=「びじん」と読み、顔の形や姿が美しい女性。男性の場合も使われる。  言わねど=「いわねど」と読み、言わないけれど。  隠れなし=「かくれなし」と読み、隠れることがない。広く知られてしまう。  誰=「だれ」と読み、考えられる全ての人。  美しい=「うつくしい」と読み、形や色や動作などが調和してよい感じである。  目につく=「めにつく」と読み、目立って見える。  美男子=「びだんし」と読み、顔や姿の美しい男性。 

いわれ(歴史)と重要度

幸若舞(こうわかまい)の舞の本・入鹿(いるか)。   重要度=☆☆☆   

スポンサードリンク

美人
[01]


.