●闇夜に目あり

読み(ひらがな)

やみよに めあり。

意味

真っ暗な夜、誰にも分からないように、こっそりと、悪い事をやったつもりでも、 いずれは、その悪い事が、人に知られてしまうという、いましめの言葉。

解説

夜の真っ暗な中でも、何かが、あなたのやっていることを見ていますよ、という意味のようです。 この句は、夜をたとえにあげていますが、夜とは限らず、悪い事をすれば、いずれ、それが、ばれて、 人に知られてしまうという、いましめの言葉ではないかと思います。これと似ている句に、 「天に眼(てんにまなこ)」、「天道様はお見通し(てんとうさまはおみとおし)」という句が あります。いずれも、天にある目のようなものが、人のやっていることを全て見ているから、 悪い事は、できないぞ、といういましめの言葉のようです。

重要語の意味

闇夜=昔、月が出ていない全く光のない真っ暗な夜。  目=@物を見るためにある人などの器官。まなこ。 A物を見るために仮に作られたもの。Bものの善悪を見分ける力のようなもの。  ばれる=隠していた、秘密やうそ、悪い事が、表にあらわれて、人に知られること。 

いわれ(歴史)と重要度

俚言集覧(りげんしゅうらん)。   重要度=☆☆

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