●断じて行えば鬼神も之を避く

読み(ひらがな)

だんじておこなえば きしんも これをさく。

意味

心を強く持って決断し、迷わず行うならば、何ものも、それを妨げることはできない、ということ。

解説

何かをしようとする時、それを必ずやると決め、かたい心で行うならば、たとえ恐ろしい力を持つ神であろうと、 それより強い力に負けて、その行く道の先には近寄らない、ということから生まれたことわざのようです。 史記の中では、悪い事を行う場合のことを意味しているようですが、現在では、勇気や強い決意を表す 言葉として使われることが多いようです。 鬼神が含まれている理由を考えてみると、史記の場合は、鬼神は恐ろしい神ですが良い神であり、 悪いことをしようとしている者を妨げる神で、恐いもののたとえとして使われているのだと思います。

重要語の意味

断じて=「だんじて」と読み、必ず。(強い気持ちで心に決めるという意味がある)。  行う=「おこなう」と読み、何かをする。行動する。  鬼神=「きしん」と読み、乱暴で恐ろしい力を持っている神。おにがみ。「きじん」とも読む。  避く=「さく」と読み、さける。都合の悪い人に近寄らない。  決断=「けつだん」と読み、迷わず考えを決める。  妨げる=「さまたげる」と読み、じゃまをする。  史記=「しき」と読み、。中国の前漢に司馬遷(しばせん)が書き残した歴史書。  勇気=「ゆうき」と読み、恐れたり迷ったりしない心の状態。 

いわれ(歴史)と重要度

史記(しき)。    重要度=☆☆☆   

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鬼神
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