●うだつが上がらぬ

読み(ひらがな)

うだつが あがらぬ。

意味

上の人に頭を押さえつけられて、なかなか出世できないことのたとえ。

解説

うだつとは、家を建てる時に屋根のあたりに使う木材の一部のようで、うだつの 上には棟木があるため押さえつけられ、うだつが上にあがらない、という意味があるようです。上には人が たくさんいて出世できず、今の苦しい状況をなかなか抜け出せずにいることのたとえ。また、家を建てる時に、 棟上げするような立派な屋根が付いた家を建てることができず、粗末な家に住み貧乏をしている たとえにも使われるようです。うだつに関する木材のことがよくわからなかったので、概観のイメージとして 右に図を作ってみました。

重要語の意味

うだつ=梁(はり)の上に立てて棟木(むなぎ)を支える短い柱。うだち。  上がらぬ=上のほうにあがらない。  梁=「はり」と読み、屋根の重さを支えるために横に使う木材。  棟木=「むなぎ」と読み、屋根の上の方を受ける木材。  出世=「しゅっせ」と読み、世の中でで成功して立派な地位や身分を得ること。  棟上げ=「むねあげ」と読み、家を建てる時、柱や梁などを組み立ててその上に棟木を上げること。棟上げ式。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆☆   

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うだつ
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うだつ