●公私混同

読み(ひらがな)

こうし こんどう

意味

おおやけのことと、わたくしのことを区別しないで、同じものとして扱うこと。

解説

国家や社会の組織の中で公平であるべきことと、その人、個人の利益に関することは、 それぞれ別の立場で扱うのが当然ですが、おおやけのことと、わたくしのことを、 いっしょにしてしまうことのようです。 おおやけの仕事上、公然とするべきことを、私的なこととして処理してしまうことではないかと思います。

重要語の意味

公=おおやけ。国家や社会の団体における共同と連帯のこと。  私=わたくし。自分のもの。わたくしする。不公平にする。ひそかに。  混同=「こんどう」と読み、区別するべきものを同じものとして扱うこと。  混=まぜる。まじる。にごる。  同=いっしょにする。おなじくする。おなじ。  おおやけ=@政府、役所、国家。A社会、世間。B公然。  わたくし=@その人個人に関わること。A自分の利益だけを考えること。Bその人だけの秘密にすること。  区別=「くべつ」と読み、あることと他のことのちがい。  扱う=「あつかう」と読み、(仕事として)何らかの処理をすること。  国家=「こっか」と読み、@くに。A定められた範囲の中で住んでいる人々が作る社会集団。  社会=「しゃかい」と読み、多くの人たちが集まって共に助け合いながら生活をしているところ。  組織=「そしき」と読み、社会の中で、ある目的のためにまとまって活動をしているところ。  公平=「こうへい」と読み、かたよることがなく平等であること。  利益=「りえき」と読み、もうけ。ためになること。  立場=「たちば」と読み、その人のおかれているところ。  当然=「とうぜん」と読み、そのようになるのがあたりまえのこと。  公然=「こうぜん」と読み、世の中によく知れわたっているようす。隠し事をしないようす。  私的=「してき」と読み、個人に関係するさま。  処理=「しょり」と読み、物事について結論を出したり終わらせたりすること。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆       難易度=ふつう

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公私混同