●基礎年金

読み(ひらがな)

きそ ねんきん

意味

国民年金法によって改正され、全国民を対象にした基礎的な年金。

解説

国民年金法は、1959年に創設されています。その後、 1985年の年金改革で厚生年金保険加入者を含む全国民が対象になった年金です。 厚生年金保険法は、1944年に制定されています。 基礎年金には、次の三つの種類があります。 @老齢基礎年金。A障害基礎年金。B遺族基礎年金。です。 厚生年金保険の場合は、この基礎年金に上乗せされます。つまり、 「2階建て年金」の1階部分が基礎年金です。 基礎年金は、社会保障の中の社会保険としての年金保険に該当するものです。 社会保障給付費は、1980年に、25兆円程でしたが、 2020年には、132兆円程になっています。

重要語の意味

基礎=「きそ」と読み、物の土台となるもの。いしずえ。  年金=「ねんきん」と読み、終身または一定期間、定期的に支払われる定額の金銭。年金保険。  基=もと。根本。  礎=いしずえ。物事の基礎。  年=とし。年齢。よわい。  金=かね。貨幣。ぜに。  国民年金法=「こくみんねんきんほう」と読み、憲法25条の理念に基づき健全な国民生活の維持などを目的とする法。  国民年金=「こくみんねんきん」と読み、厚生年金保険などの対象とならない国民に対して給付される年金。  厚生年金保険=「こうせいねんきんほけん」と読み、民間企業で働く人のための公的年金。勤労者が、老齢、障害、死亡の場合、 本人または家族の生活安定のための年金。  厚生年金保険法=「こうせいねんきんほけんほう」と読み、労働者年金保険法を改正したもの。1944年制定。  老齢年金=「ろうれいねんきん」と読み、老齢のために所得がなくなったり低くなった者に給付される年金。  障害年金=「しょうがいねんきん」と読み、障害により生活が苦しくなった場合に支給される年金。  遺族年金=「いぞくねんきん」と読み、一家の生活を支えていた者が死亡した場合、その遺族に対して支給される年金。  2階建て年金=1986年から始まった公的年金制度の給付する構造を示した語。  社会保障=「しゃかいほしょう」と読み、国民すべてが健康で文化的な生活が送れるようにするための制度。  社会保険=「しゃかいほけん」と読み、労働者などの事故等に備え、生活の保障をするための保険。健康保険。厚生年金保険。雇用保険など。  年金保険=「ねんきんほけん」と読み、保険金額を年金として終身または一定期間、定額の支払いをする保険制度。  保険金額=「ほけんきんがく」と読み、保険契約に於いて契約者が保険者に給付する金額。保険の掛け金。  社会保障給付費=「しゃかいほしょうきゅうふひ」と読み、国が各種社会保障に対して支出する費用の総額。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆       難易度=むずかしい。   熟語分類=政治経済

基礎年金


ワクチンの真実