●切磋琢磨

読み(ひらがな)

せっさ たくま

意味

学問などに励み、人格をみがき上げること。また、友人が、お互いに励まし合って競い合い向上すること。

解説

この四字熟語は、動物の骨や角を切ってみがいたり、石や玉などの形を整えてみがく、という加工方法 の言葉を並べたもののようです。何も形のない石などを切り出し形を整え仕上げるという変化を、人格をみがき 上げることに重ねて表現した言葉のようです。どんなことでも励んでやれば向上するということを意味しているようです。

重要語の意味

切=「せつ」と読み、切ったり割ったりすること。  磋=「さ」と読み、象牙や骨などをみがく。  琢=「たく」と読み、のみとつちを使って玉をきざんで形を整える。  磨=「ま」と読み、玉や石などをすりみがく。  励む=「はげむ」と読み、気力を出してたいへんなことをやりぬく。  人格=「じんかく」と読み、人の善し悪しの程度。  向上=「こうじょう」と読み、もっと良くなろうと上を向いて進むこと。 

いわれ(歴史)と重要度

詩経(しきょう)、衛風(えいふう)・淇澳(きいく)。   重要度=☆☆☆

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切磋琢磨