●文芸復興

読み(ひらがな)

ぶんげい ふっこう

意味

神を中心とする文化から離れ、人間性の解放をめざした文化運動。ルネサンスを日本語に訳した言葉。

解説

14〜16世紀に、イタリアから西ヨーロッパへ広がった文化革命運動で、キリスト教の神を中心とする 考え方から離れ、本来ある人間らしさを取り戻すことを目的とした文化運動だったようです。 ギリシャとローマの古代文化を手本にして、新しい文化を生み出そうとした運動で、思想から文学、 美術、自然科学、宗教など多方面に広まったようです。ルネサンスに関わりのある人物では、 ダンテ、ミケランジェロ、レオナルドダビンチ、コペルニクス、ルターなどをあげることができると思います。 音吉が思うに、ルネサンスで当時の世界観を大きく変えたのは、コペルニクスの提唱した地動説ではないかと思います。

重要語の意味

文芸=「ぶんげい」と読み、学問と芸術。  復興=「ふっこう」と読み、一度衰えたものが再びもとのように盛んになること。  文化=「ぶんか」と読み、精神的活動から生まれた思想。学問、芸術、科学、宗教など。  運動=「うんどう」と読み、ある目的のために他の人に働きかけること。  人間性=「にんげんせい」と読み、人間らしさ。  解放=「かいほう」と読み、しばりつけられた状態から抜けて自由になること。  革命=「かくめい」と読み、政治や社会の組織が大きく変わること。  キリスト教=イエスを救世主として特定の神だけを信仰する宗教。中世ヨーロッパに広まった宗教で世界三大宗教のひとつ。  ダンテ=イタリアの詩人。叙事詩「神曲」をあらわした人。[1265-1321]。  ミケランジェロ=イタリアの彫刻家、画家、建築家。彫刻では「ピエタ」、「ダヴィデ像」などがある。[1475-1564]。  レオナルドダビンチ=イタリアの芸術家、科学者。絵画に「最後の晩餐」、「モナリザ」などがある。[1452-1519]。  コペルニクス=ポーランドの天文学者。天動説をくつがえして地動説を初めて唱えた人。[1473-1543]。  ルター=ドイツの宗教改革者。キリスト教の新しい一派プロテスタントのさきがけ者。[1483-1546]。  地動説=「ちどうせつ」と読み、地球が太陽の周りを回っているという説で 当時のキリスト教が用いていた天動説をくつがえす考え方。 

いわれ(歴史)と重要度

ルネサンス。     重要度=☆     難易度=むずかしい

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