●盲従迷信

読み(ひらがな)

もうじゅう めいしん

意味

やみくもに、誤った信仰に従うこと。

解説

あまりよい言葉ではありませんが、迷信とは、どのようなことなのかを考えてみたいと思います。 辞書を調べてみますと、「社会に害を与える不合理で誤った信仰」となると思います。 迷信に陥りやすい信仰形態として、神がかり的なもの、呪術や加持祈祷などが考えられます。また、 民間信仰なども、そのひとつと思います。 迷信とは逆の意味の言葉として正信が考えられます。 この2つを区別するのは、とても難しいことですが、仏教の立場から考えられる正信は、 釈尊が瞑想によって得た真理です。物事には必ず原因があって、不思議な力によって何かが 起こるのではなく、縁起の法によって生じている、ということです。

重要語の意味

盲従=「もうじゅう」と読み、善悪を考えずにただひたすら人や迷信に従うこと。  迷信=「めいしん」と読み、社会に害を与えるような誤った信仰。  盲=目が見えない人。くらい。  従=したがう。  迷=まよう。決められない。  信=まこと。しんじる。信仰する。  やみくも=よく考えもしないようす。むやみ。  誤る=「あやまる」と読み、まちがえる。道理からはずれる。  信仰=「しんこう」と読み、神や仏などの教えを信じてそれに従うこと。  従う=「したがう」と読み、考え方などを受け入れて行動する。  不合理=「ふごうり」と読み、信仰などが道理にかなっていないこと。  陥る=「おちいる」と読み、よくない状態になる。  形態=「けいたい」と読み、具体的なもののかたち。  神がかり=「かみがかり」と読み、神霊が人の体に乗り移ること。シャーマニズム。口寄せ。お筆先。  呪術=「じゅじゅつ」と読み、超自然的な力によって、さまざまな現象を起こそうとする行為。  加持祈祷=「かじきとう」と読み、現世利益などを目的に神仏に祈ること。  民間信仰=「みんかんしんこう」と読み、民衆の間で古くから習慣化された信仰。自然崇拝。祖先崇拝。稲荷信仰。えびす信仰など。  正信=「しょうしん」と読み、合理性を伴った正しい信仰。  釈尊=「しゃくそん」と読み、釈迦牟尼世尊の略称。  瞑想=「めいそう」と読み、深く思索すること。禅定。三昧。  不思議=「ふしぎ」と読み、原因などが分からないこと。  縁起=「えんぎ」と読み、仏教の基本的考え方。さまざまな原因に縁(よ)って起こるということ。十二因縁や五蘊など。 

いわれ(歴史)と重要度

六方礼経講話。   重要度=☆   難易度=むずかしい

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盲従迷信


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