●虫酸が走る

読み(ひらがな)

むしずが はしる。

意味

吐き気が、しそうなくらいに嫌な感情をたとえた言葉。

解説

いやな思いをしていると、胃の調子が悪くなり、胃液が逆流してしまうことがあると思います。 昔の人は、口の中に戻ってくる酸っぱい液のことを「虫酸」と呼び、腹の中に虫が住んでいて、 その虫が不機嫌になり、酸っぱい液が口の中に戻ってくると思っていたようです。 このような経験をたとえにして生まれたことわざで、非常に不快で吐きそうなくらい嫌な気持ちを あらわした言葉のようです。

重要語の意味

虫酸=「むしず」と読み、胸がむかむかした時に口の中へ戻ってくる酸っぱい液。「虫唾」とも書く。  走る=「はしる」と読み、早く流れる。  吐き気=「はきけ」と読み、胃の中のものを戻したくなる気持ち。  嫌=「いや」と読み、きらいである。  感情=「かんじょう」と読み、見たり聞いたりした時に心の中に生まれる思い。  言葉=「ことば」と読み、他人と話をする時に必要となる音の組み合わせ。  胃=「い」と読み、口の奥にあり消化をするところ。  調子=「ちょうし」と読み、はたらきのぐあい。  胃液=「いえき」と読み、胃から出る消化液。主にタンパク質を分解する。ペプシンと塩酸。  逆流=「ぎゃくりゅう」と読み、ふつうとは反対の方向へ流れること。  酸っぱい=「すっぱい」と読み、@すい。A不快である。  液=「えき」と読み、流動性のある物質。  不機嫌=「ふきげん」と読み、きげんがわるいこと。  経験=「けいけん」と読み、生活をしていて実際に身体で感じること。  不快=「ふかい」と読み、いやな感じがすること。  戻る=「もどる」と読み、もとのところへかえる。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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