●心。   

読みと(出版社)

こころ。     (サンマーク出版)。

紹介と感想など

この本は、心がどのようなものかを著者の経験から述べたもののようです。 副題として、「人生を意のままにする力」とありますから、心がすべてを 作り出しているという唯識(ゆいしき)に近い考え方があると思います。 著者は、禅の修行をした経験があるようで、心の奥にある「真我」という ことばを何度も使っています。また、著者は、ヨガを極めた哲学者、 中村天風(なかむらてんぷう)を師の一人としているようです。 真我というものが、どのようなものかはよく分かりませんが、 禅とヨガには何かつながりがあるのかもしれません。著者は、中村天風を 多くの人に知ってもらいたいという気持ちで、この本を書いたのではないかと思います。   [総ページ数=205]

印象に残った言葉

病気を呼びよせてしまったのです(15)    やさしい心(19)    至福の境地(26)    禅の修行(26)    災難が起こったということは業が消えた(42)    フィロソフィ(58)    坐禅の最中に「無」の境地(59)    利己から利他(70)    正しい生き方をすれば人は困難にあう(139)    心根(165)    中村天風(178)    真我(187)    宇宙の心(187)    三毒(188)    不幸はすべて自らの心がつくり上げている(188)    明鏡止水(189)    瞑想(189)   

著者の紹介

稲盛 和夫(いなもり かずお)。
1932年、鹿児島まれ。    1959年、京都セラミック(株)を設立。    1984年、第二電電(KDDI)を設立。    2010年、日本航空会長に就任。


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