●子に過ぎたる宝なし

読み(ひらがな)

こに すぎたる たからなし。

意味

子供は、どんな宝よりも、まさっているものである、ということ。

解説

子供は、お金や、どのような大切な物よりも、すぐれた宝である、ということのようです。 人の命には、必ず限りがありますから、その命を次の世代へつなぐという意味で、 どんな宝よりもすぐれているということと思います。「子にまさる宝なし」、 また、「千の倉より子は宝」ともいうようです。

重要語の意味

子=「こ」と読み、親から生まれた人。子孫。子供。  過ぎたる=「すぎたる」と読み、過ぎている。まさっている。すぐれている。  宝=「たから」と読み、少ししかなく貴重なもの。お金。大切なもの。  どんな=どのような。  まさる=他のものに比較してすぐれている。  命=「いのち」と読み、人が生きてゆくのに必要なちから。  限り=「かぎり」と読み、時間的限界。おわり。  世代=「せだい」と読み、人が生きている期間にあたる時代。  つなぐ=絶えないようにする。 

いわれ(歴史)と重要度

平家物語。    重要度=☆☆☆   

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