●親は泣き寄り他人は食い寄り

読み(ひらがな)

しんはなきより たにんはくいより。

意味

不幸があった時、身内の者は心から悲しんで集まってくるけれど、 他人は、ごちそうを目あてに集まってくる、ということ。

解説

この場合の不幸とは、身内の死を意味していると思います。 本当に困った時には、仲のよい他人よりも、血のつながりを持った 身内のほうが頼りになるということです。また、 たとえ久離を切った親子であっても、そのつながりは、とても強いということです。

重要語の意味

親=「しん」と読み、親しい者。身内の者。  泣き寄り=「なきより」と読み、人が死んだ時などに親族が助けたりなぐさめたりすること。  他人=「たにん」と読み、血のつながりのない人。  食い寄り=「くいより」と読み、食べることを目あてに人が集まること。  不幸=「ふこう」と読み、身内の死を遠回しにいうこと。  身内=「みうち」と読み、家族や親類。  悲しむ=「かなしむ」と読み、悲しい気持ちになる。  集まる=「あつまる」と読み、人がひとつのところに寄ってくる。  血のつながり=「ちのつながり」と読み、血縁の関係。  血縁=「けつえん」と読み、親子・兄弟姉妹などの関係。DNA配列が最も近い関係にあること。  頼り=「たより」と読み、困った時に助けてくれること。  久離=「きゅうり」と読み、親族に非行があった時、その親族が連帯責任を逃れるため非行を犯した人との縁を切ること。 

いわれ(歴史)と重要度

冥途の飛脚(めいどのひきゃく)・下之巻・新口村(にのくちむら)。   醒酔笑。   重要度=☆☆☆      難易度=ふつう

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