●乙夜の覧

読み(ひらがな)

いつやのらん。

意味

天子が、読書をすることをいう。

解説

天子とは、天の子として、国を治める人のことで、国王や、君主のことのようです。 昔、中国では、君主が、昼間は、政治の仕事をするのに、忙しいので、夜おそく、 今の時刻で、夜の10時ごろに、本を読んで、いろいろなことを学んだ、ということのようです。 このことわざは、中国の唐の時代に実際にあったこととして、杜陽雑編という本に書かれているようです。 音吉は、このことわざを、今回始めて、知りました。

重要語の意味

乙夜=「いつや」と読み、昔の夜の呼び方の一つ、午後9時から11時ごろまで。 五夜の一つ。「おつや」ともいう。  覧=「らん」と読み、見ること。文字を見て読むこと。  天子=「てんし」と読み、国の中の乱れをしずめたり、政治を行ったりする 最も力のある人。王や君主。  政治=権力の主となる者が、 国土や人民が乱れたりしないように安定させ、管理をしていくこと。 

いわれ(歴史)と重要度

杜陽雑編(とようざっぺん)中、文宗。    重要度=☆☆

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