●天道畏るべし

読み(ひらがな)

てんどう おそるべし。

意味

自然の道理は、そう簡単に変えられるものでなく、尊いものであるから、 おそれ、敬(うやま)うべきものであり、その道理に逆らっては、いけない、といういましめ。

解説

宇宙や、自然が成り立っている理由は、とても人間の考えで、おしはかることができない程、 尊く奥が深いものだから、自然の力を軽く見て、逆らうようなことは、しないほうが良い、 といういましめのようです。実際、人や生き物を成り立たせている自然は、とても長い 年月をかけて、今のような世界になったと、考えられているようですから、宇宙や地球に 関係する大きな自然の尊さが、分かるような気がします。

重要語の意味

天道=「てんどう」と読み、宇宙や自然の道理。宇宙や自然が成り立つ為の理屈や法則。  畏る=「おそる」と読み、おそれ敬うこと。すぐれたものに対して、従い、うやまうこと。  べし=当然のこととして、相手(読み手)に命令を意味すること。  敬う=「うやまう」と読み、尊いものとして見、そのものに、従おうとする気持ちを持つ。  道理=「どうり」と読み、物事などの理屈にあった正しい流れや順序。  理屈=「りくつ」と読み、物事のすじみち。 

いわれ(歴史)と重要度

中国古典、読書録(どくしょろく)。   重要度=☆☆

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天道
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