●縁なき衆生は度し難し

読み(ひらがな)

えんなき しゅじょうは どしがたし。

意味

人の話や忠告に関心を持たず、聞き入れようとしない人たちは、 救いようがない、ということ。

解説

このことわざは、仏教から生まれたもので、仏の教えに関心がなく、その話を聞き入れようと しない人たちは、いくら慈悲深い仏であっても、救うことができないということのようです。 方便としてある、仏とのつながりを作る方法は、たくさんあるから、いずれかの方法で、仏との つながりを持ってほしいという願いでもあると思います。また、余計な話かもしれませんが、 全ての人に仏の性質があるという考え方からすると、迷いや苦しみを感じない人たちは、真理の始まり のようなものに、目覚めている人なのかもしれません。

重要語の意味

縁=つながり。この場合は、仏とのつながり。  衆生=「しゅじょう」と読み、すべての生き物。この場合は人間。  度す=「どす」と読み、人生の苦しみや迷いなどから救う。  難し=「かたし」と読み、むずかしい。  仏=真理を悟った人。  方便=「ほうべん」と読み、人々を救うために仏の悟りを別の方法で 現したもの。言葉や文字など。 

いわれ(歴史)と重要度

法華経・方便品(ほけきょうほうべんほん)。 江戸時代の諸芸袖日記(しょげいそでにっき)    重要度=☆☆☆   

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衆生
[01]

【仏教の法華経】