●供養より施行

読み(ひらがな)

くようより せぎょう。

意味

死者の霊を供養するよりも、現在生きている人に施しをするほうが大切である、ということ。

解説

死んだ人の霊に物を供え、冥福を祈るよりも、 今、生きている僧侶や貧しい人、弱い人などに 恵みを与えるほうが大切である、ということのようです。 信心が大きくなりすぎて、現実から離れてしまうことへの 戒めのようです。この場合の信心とは、死者の霊を信じ、 冥福を祈ることによって、願い事を叶えてもらおうとする 心ではないかと思います。

重要語の意味

供養=「くよう」と読み、死者の霊に物を供えたりして、その霊の冥福を祈ること。  施行=「せぎょう」と読み、僧侶や貧しい人弱い人などに物を施すこと。  死者=「ししゃ」と読み、死んだ人。  霊=「れい」と読み、人が死んだ後に残るものとして考え出されたもの。たましい。  施し=「ほどこし」と読み、めぐみを与えること。  供える=「そなえる」と読み、神仏などの前に物をさしあげる。  冥福=「めいふく」と読み、死後の幸福。  祈る=「いのる」と読み、神や仏などに願う。この場合は死者の霊に願う。  僧侶=「そうりょ」と読み、出家をして仏の道に入り、その教えに従っている人。  貧しい=「まずしい」と読み、お金などが少なく暮らしていくのが難しい。  弱い=「よわい」と読み、社会的に弱い立場にあるようす。  恵み=「めぐみ」と読み、他をいつくしむこと。恩恵。  与える=「あたえる」と読み、自分のものを他の人にあげる。  信心=「しんじん」と読み、死者の霊などを信じる心。霊の冥福を祈ることによって願いが叶うと思っていること。  現実=「げんじつ」と読み、今、ここで実際にあること。  離れる=「はなれる」と読み、関係がうすくなる。  戒め=「いましめ」と読み、気をつけること。教え。  叶える=「かなえる」と読み、望みを実現する。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆     難易度=ふつう

スポンサードリンク


供養
[01]