●威あって猛からず

読み(ひらがな)

いあって たけからず。

意味

威厳はあるけれども、威張った感じがしないようす。

解説

近寄りがたく重々しい感じがするけれども、やさしく何でも相談に のってくれる人柄をあらわした言葉のようです。 孔子の門弟が、孔子の人格について評価した言葉で、 人格と能力を兼ね備えた理想的な人柄を示しています。

重要語の意味

威=「い」と読み、人をおそれさせる雰囲気。威厳。尊厳。  猛=「たけし」と読み、いきおいがはげしい。いさましい。  威厳=「いげん」と読み、おごそかな感じ。  威張る=「いばる」と読み、自分はすぐれているのだと偉そうに振る舞う。  感じ=「かんじ」と読み、人物などから受け取るイメージ。  近寄りがたい=「ちかよりがたい」と読み、近くによるのがむずかしい。  重々しい=「おもおもしい」と読み、威厳があってどっしりしている。  相談にのる=「そうだんにのる」と読み、求まられた質問などに応じる。  人柄=「ひとがら」と読み、人格。  孔子=「こうし」と読み、中国の春秋時代、魯の国にあった思想家。儒教の祖。[BC551-BC479]。  門弟=「もんてい」と読み、門人。弟子。その門に入っている弟子。  人格=「じんかく」と読み、ひとがら。人間としての価値ある資格。  評価=「ひょうか」と読み、人の価値を判断すること。  能力=「のうりょく」と読み、物事を処理できるちから。  兼ね備える=「かねそなえる」と読み、2つの違ったものを持ち合わせる。  理想=「りそう」と読み、人が求めようとする最高のもの。 

いわれ(歴史)と重要度

論語・述而(じゅつじ)。   重要度=☆☆☆     難易度=ふつう

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