●暑さ寒さも彼岸まで

読み(ひらがな)

あつさ さむさも ひがんまで。

意味

夏の暑さも、秋の彼岸ごろになれば、暑さもやわらぎ、冬の寒さも、春の彼岸ごろに なれば、少しずつ暖かくなってくるということ。

解説

この句は、実際、その通りの言葉です。お彼岸は、太陽の位置が、ちょうど、地球の赤道付近を 通るころで、夏と冬の中間の時期で、昼と夜の時間が同じになります。 お彼岸の中日に当たる、春分の日と、秋分の日のころが、一番、過ごしやすい時期です。

重要語の意味

暑さ=夏に、気温が上がり、25度以上になり、汗がでるようになること。あついこと。  寒さ=冬に、気温が下がり、10度以下になり、ふるえるようになること。さむいこと。  彼岸=春分の日(3月21日頃)と、秋分の日(9月23日頃)を中心に、前後3日間を 含む、計7日間のこと。

いわれ(歴史)と重要度

不明   重要度=☆☆☆

スポンサードリンク

関連コラム棚

お彼岸

お彼岸は、合計7日間あり、初めの日を「彼岸の入り」、その日から 4日目が、「彼岸の中日」で、春分と秋分の日に当たります。 最後の日を「彼岸の明け」と呼びます。 今でも、お彼岸には、多くの人たちが、仏壇に、おはぎや、団子などをお供えしたり、 お墓参りをする習慣が残っています。

平安初期に始まった、お彼岸は、春と秋のちょうど過ごしやすい時期で、 いろいろな面で、仏教の中道や涅槃の考え方に通じるものがあるようです。 お釈迦様は、中道を実践し、悟りを得ました。この悟りのことを「涅槃」とも いい、理想の境地としての、彼方の岸としての「彼岸」と考えられています。 お彼岸の中日では、太陽は、真西に沈み(西方浄土の日想観)、昼と夜の長さが、 同じなので、「涅槃」に通じるものがあった為と考えられます。

暑さ
[01]