●胸に釘

読み(ひらがな)

むねに くぎ。

意味

自分の弱点や欠点を突かれて、心を痛めることのたとえ。

解説

他人に知られると困る自分のよわみを言われて、心を悩ますことのようです。 胸には、心という意味がありますので、心に釘が刺さったことによって、 心の動きが止まり、気持ちが深く沈んで晴れ晴れとしないようすをたとえたのだと思います。 心の動きが止まるということは、感情が起こらないほど、心が沈んでしまうことです。

重要語の意味

胸=「むね」と読み、@体の首と腹のあいだのところ。Aこころ。  釘=「くぎ」と読み、@鉄や竹で作った先のとがったもの。2つのものを固定させるためのもの A胸にひびくことば。  弱点=「じゃくてん」と読み、人に知られると困るところ。よわみ。欠点。  欠点=「けってん」と読み、不十分なところ。短所。  突く=「つく」と読み、@先のとがったものでさす。A弱点などをせめる。  心=「こころ」と読み、思いや感情などが起きてくるところ。  痛める=「いためる」と読み、心に苦しみや悩みを起こす。心が沈み込む。  困る=「こまる」と読み、どのようにしたらいいか悩む。  よわみ=良心がとがめるようなこと。うしろめたいこと。  悩ます=「なやます」と読み、苦しめる。悩むようにする。  刺す=「さす」と読み、@心の中に刺激(しげき)を与える。A先のとがったものを突き入れる。  気持ち=「きもち」と読み、心に起こる感情や思い。  沈む=「しずむ」と読み、活力を失って元気をなくす。  晴れ晴れ=「はればれ」と読み、心が明るくうれしいようす。  感情=「かんじょう」と読み、喜んだり怒ったり悲しんだりすること。 

いわれ(歴史)と重要度

大鏡。    重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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