●急がば回れ

読み(ひらがな)

いそがば まわれ。

意味

なにをするにしても、急いで、そのことを完成させたいような時には、多少時間がかかっても、 落ち着いて、確実な方法で、やったほうが、安全で成功率も高いということ。

解説

仕事などで、納期までに、完成させる、などということは、よくありますが、 こういう時ほど、急いで間に合せるよりは、しっかりとした内容検証も含め、 安全な方法で仕上げたほうが、損失も少ないということと思います。 納期に間に合せても、不完全なものでは、その後のリスク(危険)のほうが大きくなる 場合もあるかもしれません。元の意味は、「急ぐならば、回り道をしろ」で、 急いで、目的地に着きたいのなら、危険な近道を使うより、遠回りでも、 安全な道を使ったほうが損をする率が少ないという事から生まれた句のようです。 昔は、道が少なかったので、例えば、山を越す場合などは、正式なちゃんとした道は、 山の周りを回るような、つくりになっていていた為、回り道という言い方をするのかもしれません。

重要語の意味

急ぐ=@仕事などを短い時間で完成させる。Aあせる。B目的の場所へ早く着こうとする。  回る=近いからといって、まっすぐに目的とする場所へ行くのではなく、安全な遠い正式な道を行くこと。 

いわれ(歴史)と重要度

毛吹草(けふきぐさ)。 醒睡笑(せいすいしょう)。   重要度=☆☆☆

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急ぐ
[01]→02

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