●以心伝心

読み(ひらがな)

いしん でんしん

意味

言葉を使って言い表わさなくても、お互いの考えている気持ちを分かり合えること。

解説

もともとは、禅宗で使われていた言葉で、仏教の考え方を言葉で表現するのが難しいため、 その教えの内容を師から弟子に伝えるときに用いていたようです。 「こころをもって、こころにつたえる」と、訓読します。

重要語の意味

心=人の体の主には脳にある、知性や感情、意思など、目に見えないものをいう。 仏教では、特に重要視され、ものとは別の存在として扱う。  禅宗=座禅によって仏教の悟りの境地を得ようとする教えの一つ。

いわれ(歴史)と重要度

景徳伝灯録(けいとくでんとうろく)   重要度=☆☆☆

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景徳伝灯録

景徳伝灯録(けいとくでんとうろく)とは、1004年、中国の宋の時代に、道原という人が、 昔からある禅の修業をした人たちの問答などをまとめた書物のようです。この中には、1700人の 問答が集められているようですが、実際はもう少し、少ないようです。この書物は、それ以降の 禅の教えに大きな影響を与えているようです。 この書物とは、別に、唐の時代の僧、圭峯宗密(けいほうしゅうみつ)という方が、仏教や禅に 関する言葉などを集めてまとめたのが、「禅源諸詮集都序」(ぜんげんしょせんしゅうとじょ) といい、この書物にも、「以心伝心」が載っているようでが、この書物は、 序文しか残らなかったようです。

問答とは、仏教を修行している者が、その教えを指導している先生に対して、質問し、 その答えを受けて、そのことを考えたりすること。又、逆に、先生から弟子に質問する場合も あるようです。(お釈迦様とその弟子とのやり取りをまねした一つの方法とも考えられます)

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以心伝心

本の紹介

以心伝心 言わぬが花