●救世済民

読み(ひらがな)

きゅうせい さいみん

意味

世の中を救い、苦しんでいる人々を、よい方向へ導くこと。

解説

乱れた世の中を正すために、盲目的に生きている人々を正しい方向へ教え導くことのようです。 仏教では、「救世」を「くせ」と読み、よく知られている言葉に、救世観音があります。

重要語の意味

救世=「きゅうせい」と読み、乱れた世の中を救うこと。  済民=「さいみん」と読み、人々の苦しみを救うこと。正しい方向へ教え導くこと。  救=すくう。ただす。やめさせる。  世=よのなか。社会。現実の社会。  済=わたす。すくう。たすける。  民=たみ。しょみん。一般の人々。  救う=「すくう」と読み、人々の苦しみを取り除く。たすける。  苦しむ=「くるしむ」と読み、肉体的、精神的に苦しいと思う。  人々=「ひとびと」と読み、たくさんのひと。  方向=「ほうこう」と読み、よりどころとする目的。  導く=「みちびく」と読み、目ざすところへいたらせる。よくなるように教える。  乱れる=「みだれる」と読み、秩序や礼儀などが失われる。  正す=「ただす」と読み、正しくする。改める。  盲目的=「もうもくてき」と読み、感情にふりまわされて冷静に考えられないこと。理性的でないこと。  教え=「おしえ」と読み、おしえること。宗教の内容。  仏教=「ぶっきょう」と読み、釈迦が苦しみの原因を見つけ、その解決方法を説いたことから始まり、広く世に行き渡った教え。世界宗教のひとつ。  救世=「くせ」と読み、@世の中の人々の苦しみをすくうこと。A仏・菩薩のこと。観世音菩薩。「ぐせ」、「ぐぜ」とも読む。  救世観音=「くせかんのん」と読み、救世観世音菩薩の略称。世の中の苦しんでいる人々を救う菩薩。 

いわれ(歴史)と重要度

法華経(普門品・譬喩品)などの大乗経典。   重要度=☆☆       難易度=ふつう

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救世済民