●誨盗誨淫

読み(ひらがな)

かいとう かいいん

意味

盗みを教え、淫らな心へ誘導すること。悪い方向へ導くこと。

解説

物をいい加減に片づけておけば、盗み心をけしかけるようなものであり、また、 女性のなまめかしい化粧姿は、男性のみだらな心を誘発させるので、 悪いことが起こる前に、注意しなければならない、という戒めのようです。 この四字熟語を別の言葉で表現してみますと、 物を他人に見せびらかすことは、他人の物欲をあおることにつながり、 女性のあでやかな姿は、男性の性欲を掻き立てる作用がある、ということではないかと思います。

重要語の意味

誨盗=「かいとう」と読み、仲立ちして盗みを教えること。  誨淫=「かいいん」と読み、淫らな心へ誘導すること。  誨=なかだちしておしえる。おしえる。  盗=ぬすむ。人のものをうばう。  淫=みだらなこと。性欲。ほしいまま。まどわす。  盗み=「ぬすみ」と読み、他人のものをことわりなく自分のものにすること。  教える=「おしえる」と読み、自分の持っている知識などを他人に知らせる。  淫ら=「みだら」と読み、性的なこと。性的に乱れていること。わいせつ。  誘導=「ゆうどう」と読み、ある状態にみちびくこと。  導く=「みちびく」と読み、ある状態に近づける。  いい加減=「いいかげん」と読み、でたらめ。  けしかける=ある行為を起こすようにしむける。  なまめかしい=女性らしいみりょくがある。色っぽい。若々しく美しい。あでやか。  化粧姿=「けしょうすがた」と読み、おしろいやべにをつけて顔を美しく見せること。  誘発=「ゆうはつ」と読み、あることが原因となって他のことを起こすこと。  起こる=「おこる」と読み、物事や感情などが新しくあらわれる。  戒め=「いましめ」と読み、気をつけること。  見せびらかす=「みせびらかす」と読み、自慢(じまん)そうに見せる。  物欲=「ぶつよく」と読み、物を欲しいと思う気持ち。  あおる=他人を刺激(しげき)してある方向へ向かわせる。  あでやか=なまめかしい。  性欲=「せいよく」と読み、異性を求めようとする心。  掻き立てる=「かきたてる」と読み、人の心を刺激してある気持ちを起こさせる。 

いわれ(歴史)と重要度

易経(えききょう)・繋辞(けいじ)上伝。   重要度=☆       難易度=ふつう

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誨盗誨淫


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