●換骨奪胎

読み(ひらがな)

かんこつ だったい

意味

昔の人が作った詩または文章の表現や着想などを取り入れながら、独自の作品をつくり上げること。

解説

古い詩や文章を参考にしながら、その表現やアイディアなどを取り入れ、 自分の言葉を使って、自分なりの作品をつくり出すことのようです。 骨を取り換え、胎を奪って、自分のものにする、という意味があり、 古人や他人の文章の着想を奪い、要点を取り換え、自分独自の作品を 仕上げることだと思います。 「焼き直し」という意味でも使われるようです。

重要語の意味

換骨=「かんこつ」と読み、骨を取り換える。要点を取り換える。  奪胎=「だったい」と読み、胎を奪う。きざしを奪う。着想を奪う。  換=かえる。とりかえる。  骨=ほね。要点。文の骨組み。  奪=うばう。取り上げる。  胎=おなかの子。要点。文章の骨組み。  詩=「し」と読み、思いや感情などを短くわかりやすい文でつづったもの。  文章=「ぶんしょう」と読み、文のあつまり。小説や随筆、論文など。散文。  表現=「ひょうげん」と読み、思いや感情などを詩や文章によってあらわす。  着想=「ちゃくそう」と読み、芸術作品をつくるときに、どのようなものにするのかを心の中に描くこと。  独自=「どくじ」と読み、他とちがったその人だけのもの。  作品=「さくひん」と読み、芸術的な目的で作られたもの。  参考=「さんこう」と読み、自分の考えを決める場合に補助として利用するもの。  アイディア=思いついたこと。着想。  言葉=「ことば」と読み、お互いの考えなどを伝えるためのもの。思想や感情を声や文によって表現するために使われるもの。  取り換える=「とりかえる」と読み、別のものにかえる。  奪う=「うばう」と読み、一方的にとりあげる。  要点=「ようてん」と読み、文章の骨組みとなる物語の流れ。  仕上げる=「しあげる」と読み、作品を完成させる。  焼き直し=「やきなおし」と読み、すでにある作品に手を加え別の物のように作り直すこと。 

いわれ(歴史)と重要度

冷斎夜話(れいさいやわ)。   重要度=☆☆☆       難易度=ふつう

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換骨奪胎


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