●千載一遇

読み(ひらがな)

せんざい いちぐう

意味

めったにない絶好のチャンス。

解説

もとの意味は、「千年に一度のめでたい出会い」です。 どんな人が出会うのかというと、賢人と智者が出会うようです。 音吉の勝手な解釈は、次のようになります。 賢人は俗世間の人ですが、かしこい人であり、智者は真理をさとった 出世間の僧侶としますと、智者の考え方が賢人に伝わり、 その真理が世間に広まるというめでたい機会ということになると思います。 似ている言葉に「盲亀浮木」があると思います。

重要語の意味

千載=「せんざい」と読み、千年。1000年。千歳。  一遇=「いちぐう」と読み、一度だけ会うこと。  千=1000。100が10集まったもの。  載=とし。かさねる。  遇=であう。思いがけなく合う。  めったにない=ほとんどない。まれにしかない。  絶好=「ぜっこう」と読み、この上なくよいこと。  チャンス=「ちゃんす」と読み、機会。ある事をするのにちょうどよい時。  一度=「いちど」と読み、ひとたび。一回。  めでたい=喜ばしいようす。祝う価値のあるようす。  出会い=「であい」と読み、思いがけずであうこと。  賢人=「けんじん」と読み、世間の中でのかしこい人。聖人に次ぐすぐれた人。  智者=「ちしゃ」と読み、@物事の真理をわきまえた人。A仏や菩薩などの真理をさとった人。  勝手=「かって」と読み、一般的な考え方に従わず独自の考え方をすること。  解釈=「かいしゃく」と読み、その内容を明らかにして説明すること。  俗世間=「ぞくせけん」と読み、多くの一般人が生活している世界。  真理=「しんり」と読み、正しい道理。  出世間=「しゅっせけん」と読み、俗世間から離れて僧になること。  僧侶=「そうりょ」と読み、出家して仏門に入りその道を修めている人。  機会=「きかい」と読み、チャンス。 

いわれ(歴史)と重要度

文選(もんぜん)・袁宏(えんこう)。   重要度=☆☆☆       難易度=ふつう。

スポンサードリンク

千載一遇


.