●歳寒三友

読み(ひらがな)

さいかん の さんゆう

意味

寒い季節に友とすべき三つのもの、松竹梅。

解説

寒い季節であっても、松と竹は緑をつけたまま冬を過ごし、 梅は、まだ寒い2月ごろから花を咲かせます。 厳しい寒さを耐えているという理由で、君子や知識人から尊ばれたようです。 この三つは、画題として用いられ、中国や日本では水墨画に描かれ、また、 日本では、めでたいものとして正月に飾られるようになりました。

重要語の意味

歳寒=「さいかん」と読み、@寒い季節。冬。A乱世のたとえ。  三友=「さんゆう」と読み、松竹梅。  歳=とし。時代。  寒=さむい。こごえる。  三=さん。  友=とも。ともとする。  季節=「きせつ」と読み、1年を4つに分けた時の春、夏、秋、冬。  松竹梅=「しょうちくばい」と読み、まつとたけとうめ。  松=「まつ」と読み、まつ科の常緑樹。葉は針のように長い。祝い事に用いられる。  竹=「たけ」と読み、いね科の多年生常緑植物。細長い茎には節がある。  梅=「うめ」と読み、ばら科の落葉高木。2月ごろに花を咲かせ6月ごろに実をつける。  厳しい=「きびしい」と読み、寒さの程度がはげしい。  耐える=「たえる」と読み、寒さや辛さをがまんする。  君子=「くんし」と読み、人格と徳のそなわった立派な人。  知識人=「ちしきじん」と読み、知識や教養のある人。  尊ぶ=「とうとぶ」と読み、うやまって大切にする。  画題=「がだい」と読み、絵を描くときに対象となるもの。  水墨画=「すいぼくが」と読み、すみだけで描いた絵。線を使わず濃淡で表す。すみえ。  門松=「かどまつ」と読み、正月に門や入り口に飾る松。竹や梅などをつける場合がある。  飾る=「かざる」と読み、美しく見えるように物を置く。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆       難易度=ふつう。

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歳寒三友


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