●味噌汁拵えて初産する

読み(ひらがな)

みそしる こしらえて ういざんする。

意味

先のことを考えて、しっかりと準備すること、のたとえ。

解説

女性が妊娠すると、貧血になりやすいので、特に出産後の貧血のことを考えて、あらかじめ味噌汁を作っておき、 初めてのお産をすることから生まれたことわざのようです。味噌汁は、昔から貧血によいと考えられていたのではないかと思います。 出産をする前(妊娠が分かった時点)から、味噌汁を食べるようにすれば、貧血の予防になるという意味があるのではないかと思います。 ところで、味噌汁といっても、何を具にするかによって栄養素が違いますが、淡色辛みその栄養素には、 「塩分、鉄分、銅、葉酸、たんぱく質」などが含まれているようです。そして、血液に必要となる栄養素は、 「たんぱく質、脂質、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、鉄分、銅」などのようです。 (みそは塩分が多いので塩分の取り過ぎに注意しましょう)

重要語の意味

味噌汁=「みそしる」と読み、だし汁に野菜や豆腐などを入れ煮た後、味噌を溶かし入れた汁物。おつけ。おみおつけ。  拵える=「こしらえる」と読み、@手を加えて何かをつくる。A用意する。  初産=「ういざん」と読み、初めて子を生むこと。はじめての出産。  準備=「じゅんび」と読み、何かをする時その前にあらかじめ用意をしておくこと。  妊娠=「にんしん」と読み、女性が体の腹の中に小さな子をもつこと。  貧血=「ひんけつ」と読み、血液中の赤血球などが少なくなり、めまいなどが起きて疲れやすくなったりすること。  あらかじめ=そうなるとわかっている場合そのことが起きる前に。まえもって。  お産=「おさん」と読み、女性の体の中で10カ月ほど育った子を産むこと。  栄養素=「えいようそ」と読み、生き物が健康な活動をするために必要となるもので、食べ物から得られる成分。 たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなど。  具=「ぐ」と読み、汁物などに入れる材料。野菜や豆腐など。  淡色=色がうすい。うすい黄色。  辛=味がからいこと。  淡色辛みそ=たぶん「白みそ」のことだと思われる。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆   超古風。

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味噌
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【味噌汁の栄養素】