●腹が立つなら親を思い出せ

読み(ひらがな)

はらがたつなら おやをおもいだせ。

意味

腹が立った時には、親の顔を思い出し、その怒りを静めなさいという戒め。

解説

何かに対して怒りが高まり、その怒りの、はけ口として何か事を起こそうと思った時には、 事を起こした時の親の嘆きを思い浮かべるようにすれば、その怒りもおさまるだろうということのようです。 今では、逆に親を思い出せば怒りが増してしまうという方もいるかもしれませんが、怒りによる行動は決して いい結果を生みませんし、悪い事を起した時、最初に悲しむのは親であるということを知っていたほうが、いいのかもしれません。

重要語の意味

腹が立つ=「はらがたつ」と読み、怒る。おこる。誰かがした行動が気に入らずいやだと思う気持ち。  親=子を産み、その子を育てて、やしなっていく人。父や母。子を持つ者。  思い出す=「おもいだす」と読み、そのとき忘れていたことを心の中で絵を見るように思い浮かべる。  はけ口=「はけぐち」と読み、怒りなどの感情を外に出すための方法。  嘆き=「なげき」と読み、深く悲しむこと。 

いわれ(歴史)と重要度

浄瑠璃、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)。    重要度=☆☆☆   

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怒りのセルフコントロール