●目を剥くより口を向けよ

読み(ひらがな)

めをむくより くちをむけよ。

意味

目を見開いて怒るより、口を使って諭すほうが、よいということ。

解説

ただ、目を大きく開けて怒るよりも、口を動かして何が悪いのか、その理由を 教えてあげるほうが、よいということのようです。 目を開けて叱ることを「お目玉」とも言います。 ただ、怒鳴って叱るだけでは、怒られている相手は、何を怒られているのか分からないかもしれません。 それよりも、叱っている理由を相手に教えてあげたほうが、効果があるということだと思います。 つまり、ただ叱るよりも、自分が相手の気持ちに心をかたむけ、物事の道理を説明してあげる必要がある、 ということだと思います。

重要語の意味

目を剥く=「めをむく」と読み、目を見開いて怒る。叱る。  目=「め」と読み、人の顔にある感覚器官。外の世界を見るためのもの。  剥く=「むく」と読み、かぶさっているものを取り除いて、かくれているものが見えるようになる。  口=「くち」と読み、人の顔にあるもので言葉をしゃべる時に使う器官。  向く=「むく」と読み、ある方向に面する。心をかたむける。  見開く=「みひらく」と読み、目を開ける。  怒る=「おこる」と読み、自分が望んでいることと違うことをする目下の者を叱る。  使う=「つかう」と読み、役立たせる。  諭す=「さとす」と読み、目上の者が道理を教えてあげる。  開ける=「あける」と読み、ひらく。  理由=「りゆう」と読み、なぜ、そうなったかのわけ。  教える=「おしえる」と読み、自分の知識や経験などを他人に言って聞かせる。  叱る=「しかる」と読み、目下の者に対して、その人の悪いところを責(せ)める。  お目玉=「おめだま」と読み、目を開けて叱ること。  怒鳴る=「どなる」と読み、大声でさけぶ。  効果=「こうか」と読み、よい結果。  道理=「どうり」と読み、物事の理にあったすじみち。  説明=「せつめい」と読み、分かりやすく教えること。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆     難易度=ふつう

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