●船は帆でもつ帆は船でもつ

読み(ひらがな)

ふねはほで もつ ほはふねで もつ。

意味

世の中は、もちつもたれつの関係があり、お互いに助け合って成り立っている、ということのたとえ。

解説

社会には、それぞれの人が受けもつものがあり、互いに助けたり助けられたりすることで、社会ができあがっている、 ということのようです。どんなものでも、いろいろな人の手が加わって、できているのだから、 人は、だれでも、必ず多くの人のお世話になって生きている、ということかと思います。 帆掛け船は、帆がなければ船を動かすことができないし、帆は、船がなければ役に立たない、ということから 生まれたことわざのようです。

重要語の意味

船=「ふね」と読み、水や海の上に浮かせて人や物をのせて動かすもの。帆掛け船。  帆=「ほ」と読み、船の上に柱を立てそこに布を広げて布にあたる風の力をうけて船を進めるもの。  もつ=@受けもつ。仕事として引き受けて行う。Aその状態を長く保つ。  もちつもたれつ=互いに助けたり助けられたりするようす。  関係=「かんけい」と読み、あることが他のことにかかわりあっていること。お互いにつながっていること。  お互い=「おたがい」と読み、じぶんとあいて。  助け合う=「たすけあう」と読み、こまっている人などがうまくいくようにお互いにしてやる。他の人を手伝う。  成り立つ=「なりたつ」と読み、できあがる。  世話になる=「せわになる」と読み、他人からの助けを受けること。  帆掛け船=「ほかけぶね」と読み、帆を立てて風のちからを使って進む船。  役に立つ=「やくにたつ」と読み、そのものが持っているちからをうまく使うこと。 

いわれ(歴史)と重要度

不明(仏教の因縁観を示した言葉と思われる)。    重要度=☆☆☆   

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