●折り紙つき

読み(ひらがな)

おりがみ つき。

意味

十分に保証できるという評価があること。

解説

品物や人物が、十分に信用できる価値がある、ということのようです。 もとの意味は、昔、天皇や将軍などの意向を書き記すために用いられた 奉書紙という、2つ折りの紙があったようです。 この紙が十分に信用できるものとして長く使われたため、この習慣が、 書画や刀剣などの鑑定書にも使われるようになり、さらに意味が変化して、 物や人の評価にまで及ぶようになったのではないかと思います。

重要語の意味

折り紙=「おりがみ」と読み、@公文書に使われる2つ折りの奉書紙。A書画や刀剣などの鑑定書。  つき=名詞につけて、それがついていることをあらわす語。  十分=「じゅうぶん」と読み、みちたりていること。  保証=「ほしょう」と読み、間違いがないことを明らかにすること。  評価=「ひょうか」と読み、物や人の価値を決めること。  品物=「しなもの」と読み、見たり使ったりするのに適したもの。  人物=「じんぶつ」と読み、評価などの対象としての人。  信用=「しんよう」と読み、それまでの仕事ぶりなどから間違いを起こすことがないだろうと思われること。  価値=「かち」と読み、どのくらい役に立つかの程度。  天皇=「てんのう」と読み、昔の日本の君主。  将軍=「しょうぐん」と読み、鎌倉時代以降で武士の一番上に立つ者。征夷(せいい)大将軍の略。  意向=「いこう」と読み、意志の向かうところ。どのようにしたいかの考え。  記す=「しるす」と読み、忘れないように文字として残す。  奉書紙=「ほうしょがみ」と読み、天皇や将軍などの意向を下で仕える者たちに伝える内容が書かれた紙。二つ折りにして使われていた。  習慣=「しゅうかん」と読み、ならわし。  書画=「しょが」と読み、筆などで書かれた文字と絵画。  刀剣=「とうけん」と読み、かたなやつるぎなど。  鑑定書=「かんていしょ」と読み、ある物が本物であることを明らかにした書。  及ぶ=「およぶ」と読み、範囲が広くなって別のところまでとどく。 

いわれ(歴史)と重要度

奉書紙(ほうしょがみ)。    重要度=☆☆☆    難易度=ふつう

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折り紙
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