●良妻賢母

読み(ひらがな)

りょうさい けんぼ

意味

夫に対しては、よい妻であり、子供に対しては、賢い母であること。また、そのような女性。

解説

夫に良い気づかいをして、夫をよく支える妻であり、また、子供の食事と服装などをそろえ、 日常の生活態度を正しく、しつけることのできる母親のことを示した言葉だと思います。 この四字熟語は、明治時代に高等女学校を中心に女性の教育理念として確立したもののようです。

重要語の意味

良妻=「りょうさい」と読み、よいつま。夫を支える良い妻。  賢母=「けんぼ」と読み、賢い母。子供を育て正しいしつけをする母親。  良=よい。すぐれている。すなお。おだやか。  妻=つま。夫の結婚相手。  賢=かしこい。すぐれている。苦労する。  母=ははおや。子を生み育てる人。  夫=「おっと」と読み、女性の結婚相手。妻に対する言葉。  対する=「たいする」と読み、ある物事に応じる。あることにこたえる。  子供=「こども」と読み、父と母によってこの世に生まれた人。こども。  女性=「じょせい」と読み、おんな。女の人。  気づかい=「きづかい」と読み、相手の気持ちなどを考えて気を使うこと。気くばりをすること。慈悲。  支える=「ささえる」と読み、今の良い状態が続くようにする。  食事=「しょくじ」と読み、命を保ち体を育てるために栄養を取ること。食べ物をたべること。  服装=「ふくそう」と読み、身に付ける着る物のようす。みなり。  そろえる=必要なものをすべて用意する。  生活態度=「せいかつたいど」と読み、食事の作法、あいさつ、歯磨き、洗顔、トイレ、風呂などの生活のやり方。  しつける=日常生活の礼儀作法などを教えて身につけさせる。  母親=「ははおや」と読み、母である親。  明治時代=「めいじじだい」と読み、江戸時代の後の時代。封建制から西洋の自由な考え方が取り入れられた時代。[1868年-1912年]。  高等女学校=「こうとうじょがっこう」と読み、小学校(6年間)を終了した女性が進む学校。戦後、学校教育法制定に伴い廃止。  教育=「きょういく」と読み、教え育てること。人を良い方向へ導くための方法。  理念=「りねん」と読み、理想とする考え方。  確立=「かくりつ」と読み、物事の方針などをしっかり決めること。 

いわれ(歴史)と重要度

明治時代に女性の教育理念として確立。   重要度=☆☆   難易度=ふつう

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良妻賢母