●犬も歩けば棒に当たる

読み(ひらがな)

いぬもあるけば ぼうにあたる。

意味

何か、いろいろと行動することによって、思いがけない幸運にめぐり合うこともあるというたとえ。

解説

昔のもともとの意味は、犬がうろうろと動き回ると人が持っている棒でたたかれて災難にあうことから、 でしゃばりすぎると思いがけない災難にあうという意味だったようですが、今では、逆の意味に取られているようです。

重要語の意味

犬=いぬ科の食肉動物、古くから家などで飼育されてきた。  歩く=@足を使ってどこかへ進む。Aいろいろな場所へ行って何かをする。  棒=人の手で持てるくらいの比較的、短く細長い木や竹。  当たる=@ぶつかる。A出会う。 

いわれ(歴史)と重要度

江戸いろはがるた   重要度=☆☆☆

スポンサードリンク

関連コラム棚

いろはがるた

「いろはがるた」とは、いろは、から成る言葉47文字の最後に「京」を付け加えて、 句の初めに、いろはの各文字で始まるようにしたカルタのこと。江戸時代(1774年頃)、 子供の教育用に考え出された遊びの一つで、「児童教訓伊呂波歌」と言う名前で呼ばれていたようです。 カルタ遊びですので、ことわざの句(読み札)と、それに対応した絵(取り札)で構成され、 句を読み上げた後、それに当たる絵をたくさん取った人が勝ちとなります。 いろはがるたは、人生の教訓的なものが多く、「いろはたとえ」とも呼ばれていたようで、 初期の「いろはたとえ」は和歌(七五調)の形式を取っていたようです。 今でも、江戸、京都、大阪(中京)と三つの種類のカルタがあります。

いぬ


[01]→02