●瓜の蔓に茄子はならぬ
読み(ひらがな)うりのつるに なすびは ならぬ。 |
意味平凡な親からは、非凡な子供は生まれない、ことのたとえ。 |
解説平凡な親から生まれた子供は、親に似て平凡であり、優れた子供は生まれない、ということのようです。 血筋は争えないということ。瓜のつるには、瓜しかならないのであって、形が似ていても、なすがなることはない、 ということから生まれたことわざ。昔は瓜に比べて、なすのほうが数も少なく大切なものだったのではないかと思います。 また、ある原因から生まれる結果は、それに似たようなことしか起こらない、と言うことでもあるようです。 |
重要語の意味瓜=「うり」と読み、@しろうり。Aしろうり、きゅうり、すいかなどのウリ科の植物。 しろうり=つるをつける植物。長い卵型の比較的大きな薄緑の実をつける。 蔓=「つる」と読み、植物の茎。長くのびて地面をはったり物に巻きついたりするもの。 茄子=「なすび」と読み、なす。夏から秋にかけて卵型または球形の紫の実をつける植物。昔は高価なものだったと思われる。 ならぬ=ならない。 平凡=「へいぼん」と読み、特に優れたところがなく普通であること。 非凡=「ひぼん」と読み、平凡でなく優れていること。 血筋は争えない=「ちすじはあらそえない」と読み、血筋を否定することができない。 血筋=「ちすじ」と読み、親と子、孫などの血のつながり。 |
いわれ(歴史)と重要度傾城色三味線。 重要度=☆☆☆ |
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