●楽しみて淫せず

読み(ひらがな)

たのしみて いんせず。

意味

楽しいことであっても、度を越して、ふみはずすことがない。

解説

楽しいことは、人の心を動揺させ自分のほしいままに求めて、 度を越してしまうことがありますが、詩経という古典の 初めにある詩、「関雎(かんしょ)」には、楽しさがあっても、 度を越すことがない、ということを孔子が論語の中で述べているようです。 楽しむことは、いいことですが、やり過ぎは、よくないということだと思います。

重要語の意味

楽しみ=「たのしみ」と読み、楽しむ。ゆかいに感じる。こころよく思う。  淫=「いん」と読み、度を越すこと。夢中になること。  度を越す=「どをこす」と読み、程よい程度を越える。やり過ぎる。  ふみはずす=守るべきことを破ってしまう。正しい道をずれる。  動揺=「どうよう」と読み、ゆれ動くこと。  ほしいまま=自分の思うがまま何かをすること。  詩経=「しきょう」と読み、中国最古の詩集。  関雎=「かんしょ」と読み、詩経の冒頭の詩。文王と王妃の仲をうたにしたもの。  孔子=「こうし」と読み、儒教の祖。中国春秋時代の思想家。[BC551-BC479]  論語=「ろんご」と読み、孔子とその弟子とのやり取りを記した古典。  やり過ぎる=「やりすぎる」と読み、限度を越えて何かをする。  楽しいこと=男女の恋愛や音楽、趣味など。  述べる=「のべる」と読み、語る。 

いわれ(歴史)と重要度

論語。   重要度=☆      難易度=ふつう

スポンサードリンク


[01]


.