●氏無くして玉の輿

読み(ひらがな)

うじなくして たまのこし。

意味

家柄がよくない女性でも、器量がよければ、貴人と結婚し、お金持ちになり、 高い身分になることができる場合がある、ということ。

解説

昔の女性は、苗字がないような地位の低い家に生まれたとしても、美しい顔と美しいすがたを持っていれば、 (よい運にめぐり会えれば)身分や家柄の高い人の妻となって豊かな生活を送り、美しい乗り物にも乗ることができる、と言うことのようです。 「女は氏無くして玉の輿に乗る(おんなはうじなくしてたまのこしにのる)」とも言うようです。

重要語の意味

氏=「うじ」と読み、@苗字。A家柄。  苗字=「みょうじ」と読み、家柄を表す名前。苗字は昔、武士などのよい家柄の人しか持てなかった。  玉の輿=「たまのこし」と読み、@身分が高い人が乗る美しいこし。A玉の輿に乗る。  こし=屋根がついた箱のような中に人が乗り込んで、それをかついで運ぶ時に使った昔の乗り物。みこし。  家柄=「いえがら」と読み、家系や地位などがすぐれている家。  器量=「きりょう」と読み、美しい顔とすがた。  貴人=「きじん」と読み、身分や家柄の高い人。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆   超古風。

スポンサードリンク

玉の輿
[01]


.