●化学変化
読み(ひらがな)かがく へんか |
意味物質を構成する分子において、原子と原子の間で組み換えが起こり、 もとの物質とは違う分子構造に変わること。 |
解説化学変化は、原子間で起こる結びつきの違いであって、新しい原子が 生まれたりすることではありません。化学的にみると変化は反応によって生じ、 反応は変化によって生じます。この2つの現象は、密接な関係にあると思います。 最も身近な化学変化として、「ろうそく」が燃える酸化反応を考えてみます。 ろうそくは、マッチなどの火によって、ろうそくの芯に火がつけられ燃えます。 ろうそくは燃え尽きると、ろうそくの形はなくなります。この時、「ロウ」という物質が 熱によって酸素と化合することにより、炎として熱と光になって現れます。 ろうそくが燃えた後の物質は、水と二酸化炭素です。また、化学変化として 「中和反応」というものもあるようです。 |
重要語の意味化学=「かがく」と読み、自然科学の一つで物質の変化に関する学問。 変化=「へんか」と読み、性質や状態などが変わること。 化=かわる。ばける。 学=まなぶ。知識。 変=かわる。ふしぎ。 化=新しいものになる。 物質=「ぶっしつ」と読み、ものを形作る実際の質。 分子=「ぶんし」と読み、物質の化学的性質を持っている最小の単位。複数の原子からなる。 原子=「げんし」と読み、物質の基本となる最も小さな粒子。原子が結びついて分子になる。 組み換え=「くみかえ」と読み、原子間の結合の状態が別のものになること。 反応=「はんのう」と読み、他からの働きかけに応じて起こる変化。 密接=「みっせつ」と読み、互いの関係が深いこと。 ろうそく=糸などを芯にしてロウで丸い円筒形に固めたもの。 燃える=「もえる」と読み、ものが焼けて炎が出る。 酸化=「さんか」と読み、ある物質が酸素と化合すること。 芯=「しん」と読み、ろうそくの中心にある糸。 ロウ=ろうそくの原料となるもの。主に油脂と炭素で作られる。 熱=「ねつ」と読み、エネルギーの一つで物質に温度変化を起こさせるもの。 酸素=「さんそ」と読み、空気中に含まれている気体の物質。燃える時に必要となるもの。О2。 化合=「かごう」と読み、2つ以上の原子が化学的に結びつくこと。 光=「ひかり」と読み、空間を伝わる電磁波。目で明るさを感じるもの。 二酸化炭素=「にさんかたんそ」と読み、炭酸ガス。CО2。 中和=「ちゅうわ」と読み、等しい量の酸と塩基が反応して食塩水になること。 |
いわれ(歴史)と重要度原子と分子の発見から。 重要度=☆ 難易度=むずかしい。 熟語分類=科学 |