●子を見ること親に如かず

読み(ひらがな)

こをみること おやにしかず。

意味

子供の性格や能力と、その長所や短所をよく知っているのは、親である、ということ。

解説

子どもを生んだ両親、または、育てた親は、子どもの感じ方やしぐさの癖などをよく知っていて、 その子の良いところや悪いところまで、よくわかっている、ということのようです。 子どものことをよく知っているのは、親におよぶものはいない、ということです。 生まれて間もない小さな頃から、子どもの感じ方やあそび方などをよく見て、育ててきた親だからこそ、 その子どものことを一番よく理解している、ということと思います。また、別の考え方をすれば、 親の育て方によって、子どもの性格や能力が決まる、という意味も含まれているように感じます。

重要語の意味

子=「こ」と読み、こども。両親から生まれた人。また、両親が育てた人。  見る=「みる」と読み、@目や感覚によって物の内容を知る。A悪くならないように世話をする。  親=「おや」と読み、子を生んだ人。父と母。両親。子を育てた人。  如かず=「しかず」と読み、およぶものはない。およばない。  如く=「しく」と読み、およぶ。ひってきする。  性格=「せいかく」と読み、ある人が身につけた感情の出し方や意志の方向性。  能力=「のうりょく」と読み、ものごとをやりとげるちから。  長所=「ちょうしょ」と読み、良いところ。他の人よりもすぐれているところ。  短所=「たんしょ」と読み、悪いところ。得意でないこと。  知る=「しる」と読み、ものごとの内容を心の中でみとめる。  両親=「りょうしん」と読み、父と母。子どもを生んだ男の人と女の人。  育てる=「そだてる」と読み、小さな子を成長させるために世話をし、食べたり遊んだりする日常の所作などを教える。  感じ方=「かんじかた」と読み、あることを見たり聞いたりした時の感情のもちかた。  しぐさ=あることをする時の体の動きや表情。  癖=「くせ」と読み、動作や言葉の方向性。  頃=「ころ」と読み、時の大まかな位置をあらわすときに使う言葉。  理解=「りかい」と読み、ものごとを知っていること。 

いわれ(歴史)と重要度

太平記。    春秋左氏伝・昭公十一年。     重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

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