●酒は本心を現す

読み(ひらがな)

さけは ほんしんを あらわす。

意味

人が、酒に酔うと、ふだんは隠れている本当の心が現れる、ということ。

解説

酒を飲むと、血液中にアルコールが含まれるようになり、 脳の神経細胞がまひして酔いが現れてきます。この時、 脳の大脳新皮質にある前頭葉の部分の働きが弱くなり、 理性や判断力が低下することによって、隠れていた 大脳辺縁系の心が現れる為ではないかと思います。 大脳辺縁系は、古い脳で本能的な活動と、好き嫌いに伴う 感情などを生み出すところのようです。

重要語の意味

酒=「さけ」と読み、アルコールを含んだ飲みもの。ビール、日本酒、ワイン、焼酎など。  本心=「ほんしん」と読み、本当の心。正直な心。嘘のない心。  現す=「あらわす」と読み、おもてに出る。  酔う=「よう」と読み、酒を飲むことによって脳の機能が低下し通常の状態を失う。  隠れる=「かくれる」と読み、外からは分からないようにする。  血液=「けつえき」と読み、人の体の中を回っていく液体。栄養素、酸素などを細胞に運ぶ働きがある。  アルコール=デンプン質や果実を発酵させてつくる物質。エチルアルコール。  脳=「のう」と読み、人の頭の部分の骨の中にあるもの。命に関わる大切な部分で大脳、間脳、脳幹、小脳から成る。  神経細胞=「しんけいさいぼう」と読み、脳の中にある細胞で一つの単位をニューロンと呼ぶ。多数のニューロンがつながりあって神経経路が形成される。  まひ=脳や神経の働きが正常に動かないこと。  大脳新皮質=「だいのうしんひしつ」と読み、脳の中で進化的に最も新しい部分。前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉から成る。  前頭葉=「ぜんとうよう」と読み、大脳新皮質の前の部分。思考や判断などの働きのあるところ。  理性=「りせい」と読み、感情に左右されず物事を論理的に判断する心の働き。  判断=「はんだん」と読み、まわりの状況などを察して何が一番良いことなのかを決めること。  大脳辺縁系=「だいのうへんえんけい」と読み、大脳皮質の旧皮質・古皮質の部分。本能的行動、情動などをつかさどる部分。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆   難易度=むずかしい

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本心
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