●細工は流流仕上げを御覧じろ
読み(ひらがな)さいくは りゅうりゅう しあげを ごろうじろ。 |
意味物を作ったり、何かをする、やり方には、いろいろな方法があるのだから、 そのやり方について、あれこれ言わずに、でき上がったものを見て、良いか、 悪いかを、評価してほしいということ。 |
解説物を作ったりするには、いろいろな流儀があり、一つだけではないということを 主張しているようで、自分としては、十分に工夫をし、出来上がりに自信がある 場合に言う、ことわざのようです。単に、「細工は流流」とも言うようです。 この句は、分類的に、「仕事」でも、よかったかもしれません。 |
重要語の意味細工=「さいく」と読み、@手先を使って細かなものを作ること。A細かな所へ 工夫をすること。 流流=「りゅうりゅう」と読み、流儀がいろいろあり、やり方が違うこと。 仕上げ=物などを完成させること。でき上がりのぐあい。 御覧じろ=「ごろうじろ」と読み、ごらんになりなさい。見てください。 (少し古風な言い方) 流儀=「りゅうぎ」と読み、@学問、技芸などで、古くから伝わる独自の やり方や、しきたり。A物事の独自のやり方。 技芸=「ぎげい」と読み、美術や工芸に関する、うでまえや技術。 |
いわれ(歴史)と重要度北条氏直時代諺留(ほうじょううじなお、じだいことわざとめ)。 北条氏直=安土桃山時代の武士の大将。 重要度=☆☆☆ |
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