●過ちて改めざる是を過ちと謂う

読み(ひらがな)

あやまちてあらためざる これをあやまちという。

意味

人は誰でも失敗をするのでやむを得ないが、その失敗に気づいていても、 それを改めようとしないことこそが、本当の過ちである、という教え。

解説

このことわざを説明するために、一つの例として 薬害について考えてみたいと思います。 薬害は、薬の副作用から起こる人的被害ですが、1950年代から 起きているようです。患者さんへ薬を投与する場合、その薬による 健康被害が、すでに公表されていたにもかかわらず、投与し続けたため、 多く人が被害にあっているようです。厚生労働省の玄関前には、 医薬品の安全性・有効性確保のための「誓いの碑」があります。 しかし、新型コロナで必要となった感染予防のコロナワクチンによる 被害を国が認めているにもかかわらず、いまだにワクチンによる被害の 事実を認め、改めようとしていません。新型コロナワクチンの副作用による 健康被害は、2025年5月22日時点、国の救済制度に申請した件数は、 13,675件です。このうち、9,161件が被害認定されています。

重要語の意味

過ち=「あやまち」と読み、まちがい。失敗。あやまり。よいことをしようとしたが間違った結果になること。  改める=「あらためる」と読み、別のものにする。よいものにする。  謂う=「いう」と読み、あることに名前を付ける。名づける。定義する。  失敗=「しっぱい」と読み、しくじり。あやまち。  やむを得ない=「やむをえない」と読み、しかたがない。  薬害=「やくがい」と読み、薬によって生じる副作用の被害。ペニシリンショック。サリドマイド事件。 スモン病。薬害エイズなど。  副作用=「ふくさよう」と読み、薬が治療目的とは異なる別の有害な作用を起こすこと。  人的被害=「じんてきひがい」と読み、人に関する被害。  患者=「かんじゃ」と読み、病気などをして治療を受ける人。  薬=「くすり」と読み、病気の治療と予防などのために飲んだり注射したりするもの。  投与=「とうよ」と読み、医者が薬を患者に与えること。  被害=「ひがい」と読み、人が健康上の不利益を受けること。  厚生労働省=「こうせいろうどうしょう」と読み、国の行政機関の一つ。社会福祉、社会保障、公衆衛生。 労働問題などの事務を行っている所。  医薬品=「いやくひん」と読み、人の病気の治療と予防などに使うくすり。  新型コロナ=「しんがたころな」と読み、2019年12月に中国の武漢から広まった新型コロナウイルスによる感染症。  感染予防=「かんせんよぼう」と読み、感染症などの病気が伝染することをあらかじめ防ぐこと。  コロナワクチン=新型コロナウイルス感染症を予防するために短期間(1年)で開発された遺伝子型のワクチン。 従来の抗原を外部から与えるのではなく体内で抗原を作る新しいタイプ。  救済制度=「きゅうさいせいど」と読み、薬の投与などによって生じた副作用の被害を国が認めその救済を行う制度。  ワクチン=感染症を予防するための免疫材料。伝染病を予防するための薬。通常ワクチンの開発には10年以上の試験期間が必要となる。 

いわれ(歴史)と重要度

論語・衛霊公(えいれいこう)。   重要度=☆☆☆   難易度=むずかしい

過ち
[01]


ワクチンの真実