●若い時は二度ない
読み(ひらがな)わかいときは にどない。 |
意味若い時は、2度と戻ってこないのだから、四季の毎日を、無駄に過ごしてはいけないという教訓。 |
解説原文は「若き時は二度なきに、四時にわたり、風雅の面白き光陰を只に送る事、心ふとくあさましき也」 のようです。これを音吉風に、言い換えてみますと、「春夏秋冬の中で、美しい自然が移り変わっていく、 その素晴らしい月日を、何の感動もなく、普通に生活しては、とても、もったいなく、情けないことだ」 と、解釈しました。原文の作者は、室町時代の、伊勢貞親(いせさだちか)という 足利義政に仕えた武士のようです。 |
重要語の意味若い=年齢が、それほど、多くない。30歳くらいより若い人?。 二度=再び、2回。 四時=「しじ」と読み、四季、春夏秋冬。 風雅=「ふうが」と読み、@詩や歌を読むときの分類の呼び名。 A上品で、美しいこと。 面白き=「おもしろき」と読み、美しい景色に心がひかれる。興味がある。 光陰=「こういん」と読み、月日。 只=「だだ」と読み、ふつうに。 あさましい=考えが浅くて、情けない。 |
いわれ(歴史)と重要度大阪(中京)いろはがるた。伊勢貞親(いせさだちか)の「伊勢貞親教訓」。 江戸初期、竹斎物語(ちくさいものがたり)。 中国古典、文選(もんぜん)。 重要度=☆ |
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