●獅子吼

読み(ひらがな)

しし く。

意味

雄弁をふるうこと。真理や正論を堂々と説くこと。

解説

ライオンが吠えると、獣たちが恐れ、体が堅くなってしまうように、 ブッダが民衆に向って説法することで、悪魔や外道を恐れさせることを 言ったことわざのようです。つまり、 ブッダの説く真理が、悪魔などを縮ませる程、威力があることを示した 言葉だと思います。

重要語の意味

獅子=「しし」と読み、ライオン。百獣の王。  吼=「く」と読み、吠える。  雄弁=「ゆうべん」と読み、他人の心を動かすようなすぐれた話。  ふるう=ちからを十分に出す。  真理=「しんり」と読み、正しい道理。  正論=「せいろん」と読み、道理にかなった正しい議論。  堂々=「どうどう」と読み、りっぱなようす。恐れがないようす。  説く=「とく」と読み、相手に理解できるように話して聞かせる。  吠える=「ほえる」と読み、ライオンが大きな声を出す。  獣=「けもの」と読み、四つ足の動物。けだもの。  恐れる=「おそれる」と読み、こわがる。  堅くなる=「かたくなる」と読み、緊張(きんちょう)して動きがにぶくなる。  ブッダ=釈迦。真理を悟って人々を教え導いていく者。  説法=「せっぽう」と読み、仏教のおしえを説いて聞かせること。  悪魔=「あくま」と読み、人の心をまよわせ悪い方向へさそうもの。  外道=「げどう」と読み、真理に外れた道。邪悪な心を持ったもの。  縮む=「ちぢむ」と読み、恐れて小さくなる。  威力=「いりょく」と読み、他を圧倒させる強いちから。 

いわれ(歴史)と重要度

法華経。   重要度=☆☆☆     難易度=ふつう

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