●秋の日は釣瓶落とし

読み(ひらがな)

あきのひは つるべ おとし。

意味

秋の日の高さが低いため、日が落ち始めると、急に暗くなってしまう様子をたとえたもの。

解説

夏に比べて秋は、日が沈み始めると、すぐに暗くなってしまう様子を井戸に 桶を落としたようだ、と言っています。 日中での太陽の高さは、春夏秋冬によって違いますが、夏の夏至の昼12時では、 約76度くらいと高いですが、冬の冬至の頃は、33度くらいしかありません。 このため、11月頃(太陽高度37度)は、太陽の高さが低くなり、日が地面に 沈むまでの時間が短くなるため、このように感じるのだと思います。 太陽の高さが、季節によって違うのは、地球が黄道面に対して、自転軸が23度程 傾いて自転と公転を繰り返しているためです。

重要語の意味

秋=「あき」と読み、夏が過ぎた次の季節。9月から11月頃まで。  日=「ひ」と読み、太陽。  釣瓶=「つるべ」と読み、井戸の水をくみ上げるために使う桶(おけ)。  落とし=「おとし」と読み、おとすこと。  落ちる=「おちる」と読み、高い所から低い所へ動く。  急に=「きゅうに」と読み、変わり方が早いようす。  暗い=「くらい」と読み、光が少ないためよく見えない。  沈む=「しずむ」と読み、下の方へ行く。  井戸=「いど」と読み、地面に穴を深く掘って水を取り出せるようにしたもの。  桶=「おけ」と読み、水などを入れるための円筒形の木の容器。  日中=「にっちゅう」と読み、日が出ている時。  太陽=「たいよう」と読み、太陽系の中心にある星。朝は東の空からのぼり夕方西の空へ沈んでいく天体。  夏至=「げし」と読み、太陽暦の6月21日頃。昼間の時間が長く夜が短い頃。  冬至=「とうじ」と読み、太陽暦の12月22日頃。昼間が短くて夜が長い頃。  太陽高度=「たいようこうど」と読み、太陽が日中にどのくらいの高さにあるのかを示した値。  季節=「きせつ」と読み、1年の中で気温などの違いによって4つに分けたもの。春、夏、秋、冬。  地球=「ちきゅう」と読み、私たちが住んでいる太陽系の中の惑星。  黄道面=「こうどうめん」と読み、地球が公転している軌道面。  自転軸=「じてんじく」と読み、自転するときに球体の中心をつらぬく直線。  傾く=「かたむく」と読み、ななめになる。  自転=「じてん」と読み、地球がその球体の直径を軸として回転すること。  公転=「こうてん」と読み、太陽の周りを動いていく惑星の運動。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。    重要度=☆☆☆   難易度=むずかしい

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