●聞くは気の毒見るは目の毒

読み(ひらがな)

きくは きのどく みるは めのどく。

意味

聞くこと見ることをしたために、さまざまな欲の心を起して、心を悩ませること。

解説

知らないでいれば、何も悩むことはないのだけれども、 聞いたり見たりしたために、考えなくてもよいことを 思い悩んでしまう、ということだと思います。 「気の毒」と「目の毒」は、人の欲望を駆り立てて、 心の害になることを比ゆ的に示した言葉のようです。 特に、五感の中の「聞くこと」と「見ること」は、 私たちの感情の多くの部分をつくり出す原因になっている と思います。 「聞けば気の毒、見れば目の毒」とも言います。

重要語の意味

聞く=「きく」と読み、音や声または音楽などを耳から心へ受け取ること。  気の毒=「きのどく」と読み、心の毒となること。心をいためること。  見る=「みる」と読み、人の顔や情景などを目から心に受け取ること。  目の毒=「めのどく」と読み、見ると害になったり欲しくなったりするもの。  毒=「どく」と読み、人の心を傷つけること。心の害になるもの。  欲=「よく」と読み、ほしい、したいと思うこと。欲望。  起す=「おこす」と読み、生じさせる。  心=「こころ」と読み、五感によって外の世界を認識した後、感情などの思いを持ち何かをしようとする所。精神。  悩む=「なやむ」と読み、心の中でさまざまなことを思って苦しいと感じること。  欲望=「よくぼう」と読み、何かをしたいという願い。  駆り立てる=「かりたてる」と読み、人の心を動かして思いなどを起させる。  害=「がい」と読み、わざわい。わるいこと。  比ゆ=「ひゆ」と読み、あることを別の言葉を使って表現すること。  五感=「ごかん」と読み、見ること、聞くこと、香をかぐこと、味を感じること、皮膚によって痛みなどを感じること。  感情=「かんじょう」と読み、心の中に起こる喜びや悲しみ、怒りなど。 

いわれ(歴史)と重要度

不明。   重要度=☆☆☆   難易度=ふつう

スポンサードリンク

聞く
[01]


ワクチンの真実