●起承転結

読み(ひらがな)

きしょう てんけつ

意味

漢詩を作る時に用いる、組み立て方の一つの呼び名。絶句のまとめ方。

解説

文章や、話をする場合の組み立て方や、さらに、物事の順序や構成法 としても広く、使われるようです。その内容は、「起」で、詩の内容を、起こしはじめ、 「承」で、それを受けついで、さらに内容を深め、「転」で、見方や場面を 変えて、「結」で、全てを受け、全体をしめくくる。ということになります。 四字熟語のそれぞれ一つ一つに、詩を作る時の組み立て方の意味があり、 起承転結の頭から、順番に詩を構成していくようです。

重要語の意味

起=「き」と読み、おきる。はじめを意味する語。  承=「しょう」と読み、受けつぐ。つつしんで受けることを意味する語。  転=「てん」と読み、うつる。かわる。ころぶことを意味する語。  結=「けつ」と読み、しめくくる。おわる。糸をかたくむすび合わせることを意味する語。  漢詩=「かんし」と読み、漢字で作った詩。  絶句=「ぜっく」と読み、漢詩のある形式の呼び名。4つの文章(句)からなり、 「起承転結」として組み立てられ、一つの文章の字数が、5文字と、7文字と、がある。 

いわれ(歴史)と重要度

中国の六朝時代(紀元200−600年頃)に、民衆の間に始まった漢詩の形式。    重要度=☆☆☆

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起承転結


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